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皆さんこんにちは。
八幡市欽明台中央、山手幹線沿いの「いとう歯科」です。

歯科治療において、治療器具の滅菌レベルをいかに高めるかということは、感染予防の基本であり、安心・安全な治療のためにも非常に重要となります。
当院では、滅菌を徹底的に行うために「クラスB滅菌器」を導入しています。

そもそも「滅菌」とは?

コロナ禍で耳にする機会の増えた「滅菌」とは、「消毒」や「殺菌」とどのように違うのでしょう。

「消毒」とは、細菌やウィルスなどの微生物をある目的のレベルまで減らしたり、病原性をなくしたりする処置のことを指します。
そこにある細菌やウィルスを全てなくすわけではありません

「殺菌」とは、文字通り「菌を殺す」という処置を指しますが、その程度はさまざまで、必ずしも全ての細菌やウィルスを殺すわけではありません。
全てでも一部のみであっても「殺菌」と表現されます。

そして「滅菌」は、読んで字のごとく「菌を滅ぼす」ということで、有害・無害を問わずそこに存在している全ての細菌やウィルスなどの微生物を滅ぼすことを指します。

滅菌器にはクラスがある

滅菌器には、性能によって「クラスN」「クラスS」「クラスB」の3つのクラスに分けられており、それぞれ滅菌できる器具の範囲が異なります

●クラスN滅菌器
日本国内では最も一般的な高圧蒸気滅菌器ですが、用途や滅菌できるものの種類に限りがあります。

●クラスS滅菌器
滅菌や乾燥の前の1回真空状態を作ることで、クラスNよりもより細かい部分までしっかりと蒸気を行き渡らせることができます。しかし、クラスNよりは範囲が広くなりますが、滅菌できるものの種類には限りがあります。

●クラスB滅菌器
滅菌や乾燥の前に数回の真空状態を作り出すことで、器具の外側だけでなく内側も隅々まで蒸気を行き渡らせ、複雑な形状のものも十分に滅菌することができます。
あらゆる種類・形状のものを滅菌することができます。

クラスB滅菌器とは

使い捨てできない器具は滅菌器で滅菌処置をして使用することになりますが、歯科治療で使用する機材には複雑な形状のものも多く、感染防止のためにも滅菌レベルをできる限り高める必要があります。
クラスB滅菌器は、先にご説明した滅菌器のクラスの中でももっとも高水準で、世界で最も厳しいヨーロッパの滅菌基準EN13060に準拠した滅菌器です。

安心の診療環境をご提供

当院ではこのように世界最高水準の滅菌器であるクラスB滅菌器を導入しています。
ドイツの歯科医院ではクラスB滅菌器の導入は80%にのぼると言われていますが、日本国内でクラスB滅菌器を導入している歯科医院はまだわずか数%しかありません。
患者さまにより安心して治療を受けていただけるよう、当院では世界基準の衛生管理を行い、感染予防対策に努めています。
どうぞ、安心してご来院ください。
 

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