皆さんこんにちは。
八幡市欽明台中央、山手幹線沿いの「いとう歯科」です。
治療に時間とお金がかかるものの、見た目と使い心地の良さから人気のあるインプラント。
インプラントはどのくらい使い続けることができるかご存知ですか?
一般的なインプラントの寿命は10年から15年と言われており、インプラントを入れてから10年経っても使うことができる確率は、90パーセントを超えているというデータもあります。
自由診療の入れ歯の平均寿命が4年から5年、保険適応の入れ歯が3年から5年、ブリッジが7~8年と言われていますので、インプラントがいかに長持ちするのかがわかります。
インプラントが長持ちする理由は、人工歯にセラミックなどの強い素材を使用していること、人工歯根を直接顎の骨に埋め込み、骨と結合させるために強度が高いことによります。
とはいえ、インプラントは何もしなくても長持ちするわけではありません。
正しいメンテナンスを行わないと、インプラントの寿命を縮めてしまうこともあります。
基本となるのは、毎日の適切な歯磨きです。
歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやフロス、マウスウォッシュなどを併用して、プラーク(歯垢)をしっかり取り除きましょう。
また、ご自身の歯と同様、セルフケアだけでは歯ブラシがうまく届かないところがあるので、プラークを落とし切ることができません。
そのため、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることも重要です。
さらに、歯ぎしりや食いしばりがあると、インプラントと骨の結合にダメージを与えることがありますので、マウスピースで衝撃を緩和する必要があります。
ほかにも、喫煙習慣も歯ぐきの免疫力を低下させて歯ぐきを弱めてしまうことにつながりますので、インプラントを検討し始めたら禁煙するようにしましょう。
インプラント周囲炎とは、歯周病菌によってインプラントの周囲の歯ぐきなどに炎症が起きることを言います。
仕組みも進行も歯周病とほぼ同じで、はじめに歯ぐきに炎症が起き、やがて顎の骨まで溶かされてしまい、インプラントを支えることができなくなってしまいます。
インプラント周囲炎を予防するには、歯周病予防と同じく、歯磨きや歯科医院での定期的なメンテナンスで、インプラントにプラークをためないことが重要です。
インプラント周囲炎は歯周病よりも治りにくいと言われていますので、インプラントを入れたら、普段以上にセルフケアとプロケアを徹底して行うようにしましょう。
インプラントは、しっかりメンテナンスを続けることで、長い期間使うことができます。
定期的に歯科医院でクリーニングを行い、ご自分でも毎日しっかりセルフケアを続けるように心がけましょう。